紺野道昭通信

お金が人を変える理由(定期発信-Vol.132)

世間では「お金が人を変える」と言われます。

私は「お金の使い方が人を変える」と考えています。

お金が勝手に人をマイナスに向けることはありません。

中には沢山稼いだお金を世の中のために使い称賛される方々もいます。

使い方を誤って人生を狂わされた結果、「お金が人を変える」という表現になっているのだと思います。

 

お金は目的達成の手段に過ぎません。

徒歩で30分かかる場所にタクシーを使い10分で行く、これはお金で時間を買ったということです。

また生活に欠かせない衣食住ですが、それらを手にする手段もお金というだけです。

 

この感覚を養うには様々な知識や経験が必要です。

生活水準は年収に比例しますが、一度上がったものを落とすのは難しいものです。

引退後のアスリートたちの破産や、巨額な貸し借りを安易に承諾してしまうのもこれと似ています。

 

私は事業承継にあたり、一般社員から管理職、役員、社長と歩んできました。

ただお金の使い方は一般社員の頃からそう変わっていません。

社長になっても飛行機はエコノミークラス、新幹線はグリーン車には乗らず、自由席か通常の指定席です。

出張でもビジネスホテルのシングルルームに泊まり、食事もごく普通の飲食店を利用します。

経費であっても、会社のお金は社員全員で稼いだお金ですから決して無駄に使いません。

 

またお金の使い方に粗さが目立つ人を信じ切ってしまうのも問題かと思います。

人間の心とは弱いものです。

誰しもが何かを心の拠り所にしている部分があります。

自分のプライドや実績を拠り所にしている人もいますし、宗教もそうです。

霊感商法や賭博、麻薬などが心の拠り所になってしまうと、もう転落しかありません。

 

上手に自分の逃げ場をつくる、誘惑に負けない心を育むこと、これらも人生を豊かにするコツだと思います。