紺野道昭通信

こんのはどのようにして『理念経営』を始めたのか⑪(定期発信-Vol.25)

考え方や所作、鍵山氏は全てにおいてこれ以上ないほど丁寧な物腰でした。

行き過ぎた丁寧さは、却って慇懃無礼と受け止められることもあります。

しかし不思議なくらい鍵山氏からはそのような様子が伺えません。

 

なぜなのか。

 

それは平時から鍵山氏が誰に対しても分け隔てなく、心から正しいことを正しく行っているからではないかと気づきました。

人間は平時の行動が有事の際に現れるものです。

平時から正しいことを正しく行っている人は心からそのように考えていますから、有事でも行動が変わりません。

人との関係で云えば、自然体で心から丁寧に接することができれば、相手の側も心地良くこちらを受け入れてくれるのではないでしょうか。

 

東日本大震災を思い出すことがあります。

あのとき、必要以上に買い溜めをしたり価格を上げたりする行為をよく見かけました。

平時から正しいとは云えない考えをどこかに持っていた人たちが、そうした行為に走ったのかもしれません。

 

鍵山氏は著書や講演で“凡事徹底”という言葉をよく紹介されます。

この言葉を常に体現されている鍵山氏が云うからこそ、皆納得するのでしょう。

 

翻って私の考えや所作はどうだろうか。

平時から誰に対しても、心から正しいことを正しく行っていると云えるのか。

 

こうしたことを鍵山氏の一挙手一投足から考え、学び、気づかせていただきました。