紺野道昭通信

価値観の擦り合わせ①(定期発信-Vol.142)

郷に入っては郷に従えという言葉がありますが、会社にも企業風土があります。

社員である限り企業風土(社風)には従う必要があります。

入社前に行うインターンシップや会社見学、採用面接など限られた機会のみで社風を充分に理解するのは困難です。

そこで入社後、いかに社風に馴染めるかが求められます。

「従う」という言葉を「強要」と捉えるのではなく、社風があって今があることは間違いない、よしまずはその価値観に学んでみよう、このくらいの柔らかさでいいと思います。

 

誰もが自分の価値観を持っています。

価値観には「自分の生き方や行動にとって何が最善なのか」「一貫している自分の考え方」「どうしても譲れない想い」などの意味があります。

この価値観を柔軟に捉えるためには知識や経験が必要です。

私自身、価値観が大きく変わった経験は僅かです。

事業承継によって仕事への向き合い方が変わったこと、坂本先生との出会いによって社員教育への意識が変わったことくらいでしょうか。

 

さて社内で価値観の違いを放置し、擦り合わせもしないままにしていれば、当然ながら問題が起こります。

云った云わない、伝えた聞いていないなどから始まり、仕事に向き合う姿勢、目標達成意欲、計数管理などあらゆる場面でトラブルが絶えなくなります。

そこで衝突や摩擦を恐れずに価値観の擦り合わせを行うべく「対話」が必要になります。

 

こうした場では自分の考えを発信することはもちろん、相手の価値観を受け止める聴く姿勢や態度が重要です。

発信する側は言葉遣いや表情にも配慮すること、勿論聴く側も同様です。

これら配慮の下で衝突や摩擦を恐れず相手としっかり向き合えば、多くのトラブルを回避できます。

 

相手が対話の場を設け、せっかく聴いてもらえる機会を作ってくれたのであれば、発信せねばなりません。

勿論発信するしないは自分の責任ですが、社内においては、せっかく場を設けてくれた相手の善意を踏みにじるようなことがあってはなりません。