紺野道昭通信

こんのはどのようにして『理念経営』を始めたのか⑭(定期発信-Vol.28)

一生の学びを頂戴した「掃除」を終え、イエローハット本社へ戻りました。

せっかくですから…と鍵山氏から朝食に誘われご一緒したのですが、ここでもまた多くの学びをいただいたのです。

経営に対する鍵山氏の考え方、大切にしていること、人としての姿勢等々、何をお聞きしてもしっかり答えを返して下さり、ほんとうに感無量、夢のような時間でした。

気付けばそれまで胸の中で抱えていた何かがスッと消えていました。

 

どうしたら社員が云うことを聞くようになるか、売り上げを伸ばすためには何をすべきかなど、この日を迎えるまでの私はそんな小手先のことばかり気にしていました。

今思えば経営者として本気で考えれば自ずと答えが出ることです。

鍵山氏のオーラに触れたとき、こういった質問がいかに愚問かに気付かされました。

 

鍵山氏にお聞きした中で強く印象に残っていることがあります。

毎朝2時間の掃除に全社員が参加しているのか何気なく尋ねると、参加するのは7割くらいと云い、さらに「それがいいんだよ」とまでおっしゃったのです。

鍵山氏の寛容さに私は言葉が続きませんでした。

 

パレートの法則はイエローハットにも当てはまるのかもしれません。

同じ方向を向く社員が集まったとしても、全員が同じ方向に進むとは限りません。

全体の8割が同じ方向に進んでも、残りの2割は同じ方向に進まないと云われます。

この場合2割を変えようとするのか、8割の人たちにより多くのエネルギーを注ぎ、2割の人たちを自然と変えていくのか。

この問いに正解はありません。

トップの性格、社風、社員の個性などに合わせて決めていくものだと私は考えています。