リサイクルと云う無くてはならない大切な仕組みもビジネスのひとつです。
従って当社が属する再生資源業界も需給に大きく左右され、先を見通すことが困難です。
お客様のために一生懸命仕事に励む気持ちがあっても、一方で市況が悪化すれば抵抗できないと諦めのような気持ちが出ても不思議ではないと思うのですが、社員は日々、目の前の課題解決の為懸命に仕事をしていることが伝わってきます。
そのおかげもあって近年の業績は安定しており、社員には感謝しかありません。
そのような中、私は鍵山氏から学んだ「大きな努力で小さな成果」を実践すべく、大きな努力を積み重ねていこうと社員に伝えています。
その集大成として今回紹介したいのが、「新春の集い」で行う社員表彰です。
現在行なっている社員表彰のルーツは2006年にまで遡ります。
売上や取扱数量拡大に貢献した社員だけでなく、総務や事務など普段日の目を浴びることが少ない間接部門で活躍する社員の活躍も等しく表彰し、誇りを持って仕事をして欲しいと考え始めました。
利益は社員の働きがあってこそ、そこに少しでもスポットライトを当てるようにしたかったのです。
2000年の社長就任から2005年までの「新春の集い」は、云わば社員の親睦会でした。
社員は楽しんでいましたからそれはそれでよかったのですが、その日だけの一時的な楽しさに過ぎませんでした。
そこで2002年から新春講演会を併催し、目的に社員教育も含めようとシフトし始めたのですが、社員の意識はそう簡単には変わりませんでした。
当時の社員教育といえば、叱咤の繰り返しでした。
社長の私自身がそうしていたので、当然社員もその手法を真似します。
そのような環境で満足のいく仕事を出来る訳がありません。
社員は次々と辞めていきました。
それでも当時は、募集すればまた新しい人が来てくれる、人数さえ足りていればなんとかなると思い込んでいたので、変えようとは思いませんでした。
人は誰しも人から必要とされ、自身の存在を認められたいものです。
仕事を褒められれば当然嬉しく感じますし、成果を未だ得ていなくとも成果に向かい努力している姿を評価してもらえれば、よしもっと頑張ろうと意欲が湧くものです。
私自身、褒められて育ってこなかったのでこうした感覚が薄く、叱って云うことを聞かせることが当たり前になっていました。
あるときそれが誤りであることに気づき深く反省しました。
これからは一人でも多くの社員を褒めよう、認めようと誓ったのです。