一人でも多く社員を褒め、認めようと誓った私は、まず多くの企業の取組を調べました。
スポットライトの浴びせ方も様々でしたが、少しでも多くの社員に実感を伴うかたちで伝えるには工夫が必要です。
単に社内メールで発信するだけでは気持ちが十分に伝わりません。
相手に気持ちをしっかり伝えるには、やはり対面に勝るものはありません。
そこで出会ったのが社員表彰制度です。
これだ!と思いました。
幸い当社には、全社員が一堂に会する「新春の集い」があります。
ここに社員表彰という晴れの舞台を設けることで、他の社員にも伝わりやすくなります。
「新春の集い」は新年を祝う会でもありますから、一層喜んで貰えるとも考えました。
私はすぐに部下と相談し社員表彰制度を立ち上げ、2006年「新春の集い」でのお披露目に向け段取りを開始しました。
初めて行う社員表彰ですから、表彰基準や記念品など、とにかく考え抜きました。
理想は誰もが納得のいく表彰だと思いますが、なかなか難しいものです。
そこで永年勤続や精皆勤など、長年真面目にコツコツと仕事に励む社員を称える表彰と、当時ほぼ毎年行なっていた各種社内キャンペーンで成果をあげた社員と部門を称える表彰の二通りを設けました。
当時から暖かく家族的な会社を目指していましたから、長く勤めて次の表彰を楽しみに出来る、そんな仕組みにしたかったのです。
個人表彰の副賞には、図書カードやグルメカード、旅行権を用意しました。
部門表彰では、表彰部門の全社員を私主催の食事会に招待するという副賞もありました。
さらに社長の独断で決める遊び心に溢れた表彰があってもよいと思い、年間最優秀社員賞(MVP)を設けました。
MVPを決めるプロセスは、私が社員をしっかり見るための仕組みにもなっており、また最大の楽しみでもあります。
初代MVPの副賞は、家族とともに出掛ける旅行権にしました。
会社でしっかり仕事に打ち込めるのも家族の支えがあってこそです。
このことを実感して欲しいという想いを込めました。
※私がその年の出来事に関連した格好をして表彰することも恒例となっています。