紺野道昭通信

故・稲盛和夫さんとの思い出①(定期発信-Vol.50)

先月24日に京セラ創業者で名誉会長の稲盛和夫氏が逝去されました。

ご生前の功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。

 

稲盛氏の薫陶を受けた方々は大変な数に上るでしょうから、訃報に触れ悲しみの声は尽きなかったと思います。

かくいう私もその一人です。

特に「京セラフィロソフィ」は生き方や経営に対する向き合い方を見直す大きなきっかけとなりました。

本当にありがたいことです。

 

稲盛氏と初めてお会いしたのはとある講演会でした。

稲盛氏のご講演が開かれると知ったときから、この日をずっと楽しみにしておりました。

稲盛氏ご本人から直接お話しを聴く機会など滅多にありません。

当時は3.11東日本大震災直後でもあり、全社一丸でこの苦難を乗り越えようと気合いに満ち溢れていた私は、何としても稲盛氏とお話ししたいと願っていたのです。

 

迎えた当日、会場に到着した私はすぐに講師控室に向かいました。

一般的に講師は講演終了後すぐお帰りになることが多く、まして稲盛氏ですから当然お付きの秘書やSPもおられるでしょう。

そこで講演後にお話しを伺うのは難しい、ただ講演前ならチャンスがあるのではと思い、無理を承知で運営スタッフを口説き落とし、特別に入室を許可していただきました。

 

稲盛さんと念願の対面を前に、心臓の鼓動がますます高まりました。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。