末代まで語られる…(定期発信-Vol.156)
(今回は少しジョークめいた内容です)
メディアを見ていて気付くのは、良いニュースほど遅く伝わり、悪いニュースほど早く広く伝わることで、これは企業に関する報道にもあてはまります。
良い取り組みよりも不祥事のほうがすぐに広がります。
また良いニュースほど記憶に残りにくく、悪いニュースほど強く残ります。
さて皆さんは、幼い子どもに「無銭飲食」という言葉をわかりやすく伝えるとしたら、どのように云いますか。
おそらく「タダ食い」という云い方が一番伝わりやすいと思います。
では、「無賃乗車」はいかがでしょうか。
はい、「タダ乗り」ですね。
この言葉は平安末期、薩摩守として知られた「平忠度(たいらのただのり)」と深い関係があるようです。
狂言「薩摩守」に、渡し舟に乗った僧が「平家の公達、薩摩守忠度)」と云い舟賃を払おうとしなかった場面があるのですが、これが現代の「タダ乗り」につながったと云われています。
800年後の今でも通用する言葉として残っているのですから、一族にとっては不名誉なことですし、忠度本人もまさか自分の行いが言葉としてここまで長く残ろうとは想像すらしていなかったでしょう。
さて人も企業も生き物ですから完ぺきではありません。
しかし世の中には、何百人もの社員を抱えながら過去に一度も不祥事を起こしていない会社があります。
そのような会社はおそらく社員一人ひとりが「自分の責任は仲間や会社の迷惑につながる」という強い意識をお持ちなのでしょう。
うちも見習っていきたいものです。