紺野道昭通信

社員の挑戦意欲を後押しするために①(定期発信-Vol.52)

社員の挑戦意欲を否定する経営者はいないでしょう。

社員の活き活きとした姿に触れること。

これこそ経営者冥利に尽きるというもので、全ての経営者は社員一人ひとりがそうなることを心から願っていると思います。

 

一方で社員がミスをすれば経営者として叱るのは当然です。

何もせず社員が育つことはまずありません。

社員からすれば叱られて落ち込むこともあると思いますが、叱ることを怠るのは社員の育成放棄であり、それは即ち経営者としての仕事の放棄と同じことです。

もちろん重箱の隅を突くようなことではありません。

経営者として看過できない事態に対し「正しいことは正しく、間違っていることは間違っている」と冷静に叱る必要があります。

何が正しくて何が間違っているのか気づかないまま仕事をし、度重なるミスによって関係者に迷惑をかけるようになってはなりません。

 

また「怒る」と「叱る」は混同されがちですが、意味は全く異なります。

「怒る」と云うのは、相手を自分の思い通りにさせたいという気持ちが根本にあります。

従って感情も露わに大声や眉をひそめるなど、脅すような行為になってしまいます。

一方「叱る」のは、親身になり相手の成長を促すための行動です。

むやみに感情的にならず、心に伝わるよう冷静に諭せばよいのです。

 

しかし、いつでも仏様のように心穏やかであればよいのですが、私も人間です。

悪い報告や明らかに間違った出来事に触れた場合、ときに感情的になることもあります。

ただおかげさまで最近は社員も成長し、安心して任せられるようになりました。

そこで余り細かいことは云わず、どう伝えれば成長に繋がるかを第一に考えています。

 

どのような場合でもまずは冷静に。

これが正しく叱るための第一歩だと思います。