「社長は普段どのような仕事をしているのですか」
会社見学やインターンシップ等でお古紙になる学生さんから聞かれることがあります。
社員も同じことを考えているかもしれません。
答えは様々だと思いますが、一般に云われる三つの要素に絡めてお答えします。
①理念浸透
②経営資源分配
③意思決定
①理念浸透
会社の方向性や社風を決定づけ、社員のモチベーションアップに繋がります。
「我々は何のために仕事をしているのか」「存在意義は何か」これらは社長自身が日頃から社員に伝えねばなりません。
特に同族経営の場合には社史と理念をともに伝えていくことで、社員の理解と帰属意識がより育まれると思います。
理念浸透を示す例は多くあると思いますが、誰もが理念を説明出来、且つ行動で示すことが出来る状態もそのひとつだと思います。
勿論全社員がそのようになるまでには途方もない時間が掛かります。
だからこそ一歩ずつ進めるしかありません。
②経営資源分配
ヒト、モノ、カネ、そして情報の適切な割り当てを指します。
ヒトは人事、モノと情報は各部門、カネは経理など、概要は各部門長が考えますがそれが果たして適切かどうかは社長が判断します。
経営資源には当然ながら上限があります。
これら限られた資源を会社の未来を見据えた上で配分せねばなりません。
大変難しく且つ大きな責任を伴うからこそ、社長が行うのです。
③意思決定
①②を踏まえ最終決定を下します。
目指す方向に向かうため何を捨て、何を継続し、新たに何を始めるか。
普段から意思決定の場面は多くあります。
人間は無意識下も含め1日に35,000回も大小の意思決定をしているとコーネル大学の研究結果が示しているそうですが、社長という人種はさらに大きく上回る意思決定をしていると思います。
決して容易ではありません。
社長のところに挙がるのは前向きな話だけではありません。
時には大変厳しい決定を下さねばならない場面もあります。
またあらゆることが驚くほど速く変わる現代社会ですから、朝令暮改も有り得ます。
その場合社員へ正しく理解してもらうことも大事な仕事です。
まだまだ道半ばの私ですから、社長としての仕事をまっとうできたか日々内省しています。