紺野道昭通信

私の家族観⑤(定期発信-Vol.60)

初デートで大いに尊敬の念を抱いた私は早速結婚を申し込もうと決意、数日後に勇気を振り絞ってプロポーズをしようと決めました。

ただ彼女の反応を考えると胸が一気に苦しくなってきました。

 

彼女の目に私はどのように映っているのだろうか…

勉強嫌いで言葉遣いも知らない人間と人生を共にしたいと思ってくれるだろうか…

初デートの一件で浅はかな人間だと思われていまいか…

考えれば考えるほど頭が痛くなってきます。

 

実は家柄の良い彼女は私にとって“高嶺の花”でした。

一方の私は、当時は今と違い世間で“くず屋”、“ぼろ屋”と呼ばれることもある業界の人間です。

当時の私が置かれた環境を考えると、とてもプロポーズを受け入れてもらえるとは思えませんでした。

 

それでも私は、彼女と人生を共にしたいという気持ちを諦めることはできませんでした。

彼女のような心から尊敬できる女性と出会えることは今後一切ないと思っていたからです。

 

そんな私の思いを神様は見てくださったのでしょう。

なんと彼女はプロポーズを受け入れてくれました。

天にも昇るとはまさにこのこと、私の胸の苦しみがようやく解放されました。

 

彼女が受け入れてくれた理由は「直感」のようですが、私は自身の熱意が伝わったのだとプラス思考で解釈しています(笑)。

 

ただ浮かれている場合ではありません。

三ケ月後に彼女のご両親に挨拶へ行かねばなりません。

また頭が痛くなりました。

 

ご両親が私という人物や家柄を厳しく見る方だったら…

拒絶されたら、彼女と会うことすら出来なくなるかも…

 

挨拶に伺う当日までこの不安が頭を離れることはありませんでした。